耳から液体、垂れ流し 目覚めるとそこには友人と嫁さん。帰る友人。 彼女は牛乳プリンと小倉マーガリンを頬張る。とても美味しそうだ。そして漫画を読み耽っている。 俺の勝手な解釈だが、彼女は何にもすることがなく、ただいるだけの自分に気を負いているようだ。 そんなことはない。横にいるだけで十二分。ありがとう。 夜道を独り歩いて帰るってのはどうも心配だ。 『送ろうか?』などと断られるのが当たり前な馬鹿発言をする。 まったく俺は情けねぇ。 そんな岡っ引き真っ青の風邪っ引きさんには漫画『もじゃ公』をお薦めする。 うがいしろよ。